こんにちは、HARUです。
今回のみち草きは三度目になる「神戸市立森林植物園」のご紹介です。

さすがに三度目にもなると、どこで何が見れるかも何となく分かるようになります。
ということで、今回まずのお目当てはシャクナゲ。
他にもドウダンツツジやコバノミツバツツジ、リキュウバイなどの花木が見頃。
楽しみ(^^♪
今日の草木花
- シャクナゲ(石楠花)
- ヒカゲツツジ(日陰躑躅)
- ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星)
- コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)
- リキュウバイ(利休梅)
- シジミバナ(蜆花)
- ウンナンオウバイ(雲南黄梅)
- ハナズオウ(花蘇芳)
- ズミ(酸実、棠梨)
- ハナカイドウ(花海棠)
- キバナオドリコソウ(黄花踊子草)
- パンダカンアオイ(大熊猫寒葵)
- 山野草(ラショウモンカズラ他)
シャクナゲ(石楠花)
シャクナゲはツツジ科の常緑樹、春に白~赤色や黄色などの花を咲かせます。
開花時期:4月から5月頃






エリアいっぱいに咲くシャクナゲは美しくも圧巻!
園を訪れる人の多くのお目当てか、シャクナゲ園には朝早くから沢山の人の姿が見られました。
ヒカゲツツジ(日陰躑躅)
ヒカゲツツジはツツジ科ツツジ属の落葉低木、別名「サワテラシ」とも呼ばれます。
日本原産で関東以西の本州、四国、九州の山地や岩場などに自生、春に淡黄色の花を付けます。
開花時期:4月から5月頃




ヒカゲツツジはシャクナゲ園で見ることができるのですが、木陰に咲く柔らかな薄黄色の花がHARU的には結構好みです。
ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星)
ドウダンツツジは、ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。
春に白い釣鐘形の花を付けます。
開花時期:4月から5月頃

ドウダンツツジは、今回1番のお気に入り!
元々HARUのドウダンツツジのイメージは、庭先や街路脇に植樹された地味な感じ。しかし、ここのドウダンツツジはまったくの別物。
こちらの写真はシャクナゲ園の先のエリア、斜面一面のドウダンツツジです。




森の売店がある芝生広場の一角でもドウダンツツジを見ることができます。
一面、まるで壁のようです。




漢字表記の1つに「満天星」とありますが、これはよく言ったもの、夜空に煌めく天の川のようです。
コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)
コバノミツバツツジはツツジ科ツツジ属の落葉低木。
ミツバツツジ類の一種で他のミツバツツジに比べて葉が小さい。
春に薄紫色の花を付けます。
開花時期:3月から5月頃





コバノミツバツツジもお気に入り。
大阪公立大学付属植物園で見た景色も素晴らしいものがありましたが、この神戸市立森林植物園でもその良さを味わうことができます。
日差しに透ける薄紫の小さな花がとても上品。
リキュウバイ(利休梅)
リキュウバイは中国産のバラ科の落葉低木。
春に白い花を付けます。
開花時期:4月から5月頃



シジミバナ(蜆花)
シジミバナはバラ科シモツケ属の中国原産の落葉低木、春に白く小さな花を咲かせます。
開花時期:4月から5月頃



同属にユキヤナギがありますがユキヤナギは一重咲き、一方シジミバナは八重咲き。
しかし名前の由来が何とも微妙、花がシジミ(蜆)の身の似ているからとのこと。
ウンナンオウバイ(雲南黄梅)
ウンナンオウバイは原産のモクセイ科ソケイ属の常緑性低木。
開花時期:3月から4月頃


ハナズオウ(花蘇芳)
ハナズオウは中国原産のハナズオウ属の落葉低木。
春に紅紫色や白色の花を付けます。
開花時期:3月から4月頃

よく見かけるハナズオウは紅紫色ですが、この神戸市立森林植物園には白花の品種も植栽されています。



ズミ(酸実、棠梨)
ズミは バラ科リンゴ属の落葉樹、春に白い花を咲かせます。
開花時期:4月から6月頃


ハナカイドウ(花海棠)
ハナカイドウはバラ科リンゴ属の中国原産の落葉樹、春に淡紅色の花を付けます。
開花時期:4月から5月頃



ハナカイドウにはその花を眠る楊貴妃に例えたといった言われがあります。
なるほど、淡い紅色の花には上品な趣を感じます。
キバナオドリコソウ(黄花踊子草)
キバナオドリコソウはシソ科オドリコソウ属の多年草、別名ツルオドリコソウ。
春に黄色の花を付けます。
開花時期:4月から6月頃



確かに、葉を見ると仲間のラミウムに良く似ています。
パンダカンアオイ(大熊猫寒葵)
パンダカンアオイはウマノスズクサ科カンアオイ属に属する中国原産の多年草、春に特徴的な花(正確には萼)を付けます。

山野草(ラショウモンカズラ他)
ラショウモンカズラ(羅生門葛)
ラショウモンカズラは、シソ科ラショウモンカズラ属の多年草、春に淡紫色~紫色の花を付けます。
開花時期:4月から5月頃



どこをどう見るのか、名前の由来に平安時代の武将 渡辺綱が京都の羅生門で切り落とした鬼女の腕に例えたといった説があるとのこと。
何となく物騒な由来の植物に「弟切草」名が思い浮びます。
ヤマブキソウ(山吹草)
ヤマブキソウはケシ科ヤマブキソウ属の多年草、春に黄色の花を付けます。
開花時期:4月から6月頃


ユキモチソウ(雪餅草)
ユキモチソウはサトイモ科テンナンショウ属の日本の一部(三重、奈良、四国)に分布する多年草、春に特徴的な花を付けます。
名前の由来は花にあり、中心部が雪のように白く丸い餅のようなかたちをしています。
開花時期:4月から5月頃




ミズバショウ(水芭蕉)にザゼンソウ(座禅草)、そしてユキモチソウ(雪餅草)と同じサトイモ科でも色々ですね。
スポット情報
〒651-1102
神戸市北区山田町上谷上字長尾1-2
TEL:078-591-0253
FAX:078-594-2324
開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)
※「森のあじさい散策」「森のもみじ散策」の各期間中は早朝・延長開園あり
休園日 :毎週水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
※「森のあじさい散策」「森のもみじ散策」の各期間中は無休
入園料 :大人(中学生を除く15歳以上)300円
小人(小・中学生) 150円
年間フリーパス(四季トリコロールカード)
※3園共通(森林植物園、相楽園、離宮公園)
大人 900円
小人 450円
その他各種割引等があります。
詳しくは、「神戸市立森林植物園」のホームページからご確認ください。
あとがき

さすがの春!
今回印象に残ったランキングはこちら!
1位:ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星)

2位:シャクナゲ(石楠花)

3位:コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)


このランキングを見ると何となく自分の好みが分かります。
惜しいところで「ヒカゲツツジ(日陰躑躅)」も結構お気に入り。

こちは3月の神戸市立森林植物園の様子、あわせてご覧ください。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
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