こんちには、HARUです。
みち草き初の記事掲載は、「服部緑地都市緑化植物園」です。
この植物園は大阪府豊中市に位置し、服部緑地の南東部の周囲を住宅が囲む立地にあります。
駅からも近く、最寄の緑地公園駅からは徒歩11分程度の距離です。
撮影日は、2月中頃の風が強く良く晴れた日。
エントランスを抜け、管理事務所の脇を通り園に足を踏み入れると、景色は一転して目の前には静かな冬枯れの風景が広がります。


冬場だからでしょうか。散策する人がちらほら、人も少なくゆっくりできました。
今日の草木花
今日の草木花はこちらです。
- マンサク(万作、満作)
- スイセン(水仙)
- スノードロップ
- ロウバイ(蝋梅)
- 椿/あやめ鳥
- 梅/白梅
- ハクモクレン
マンサク(万作、満作)
池の傍の「マンサク」は、一見すると見過ごしてしまいそうです。
マンサクの名前の由来には諸説あり、代表的なものの1つに「まず咲く」が変じ「マンサク」になったという説があります。
早春に他の木々より早く咲くという意味で、冬景色に咲く様子に頷ける気がします。

スイセン(水仙)
歩を進めると、芝生エリアの先に「水仙」の姿が見えてきます。
近づくと水仙の甘く涼やかな香りが漂い、英名の「ナルキッソス」を思い浮かべます。
水仙には「daffodil」と「narcissus(ナルキッソス)」の2つの英名があり、narcissus(ナルキッソス)は「ナルシスト」の語源になったギリシャ神話の美少年に由来します。


スノードロップ
水仙の傍には、「スノードロップ」が控えめに咲いています。
うつむき加減に咲くその花は、春の訪れを告げます。

ロウバイ(蝋梅)
園の南を折り返し西側を進むとそこには、「ロウバイ」が見頃を迎えています。
名前の由来は花びらの質感が蝋細工に似ていることで、半艶消しの花には独特の風合いがあります。
この季節、この植物園の主役の1つです。


椿/あやめ鳥
ロウバイを通り過ぎると日陰エリアの「椿」が目にとまります。
品種によって咲く時期が違い、今は「あやめ鳥」と言う名の椿がひっそりと咲いています。

梅/白梅
西側エリアの最後は、この季節の代表格の花、「梅」です。
西日に映える白梅は上品で華やか、あたかも万葉の世の言の葉を現世に語りかけてくるようです。


ハクモクレン(白木蓮)
ハクモクレンの冬芽、銀色の柔らかな毛に包まれ春の訪れを待ちます。

スポット情報
〒561-0873 豊中市服部緑地1-1
TEL:06-6862-4945
FAX:06-6868-2016
開園時間:午前10時~午後5時(入園は午後4時まで)
休園日 :火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入園料 :大人(高校生以上)220円、(団体30人以上150円)
中学生以下 無料
※各種免除、優待有り
※年間パスポート 1,050円
詳しくは、「服部緑地都市 緑化植物園」のホームページからご確認ください。
あとがき
初めての服部緑地 都市緑化植物園は、いい意味で想像とは違っていました。
比較的に都市部に近いながらも園内は落着いた雰囲気。
その日は、冬晴れで気持ちも良く。
冬場の平日だったかもしれませんが、人もまばらでとてもゆっくりできました。

年間パスポートも買ったことですので、また伺うつもりです。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
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